イタリアのデザインインテリアPUPS(パップス)シリーズ

記事一覧

クリエーターインタビュー

どこでも枕君はイタリアでは「PUPS.IT pillow puppets」の名前で親しまれています。そんなかわいいキャラクターの生みの親はAndrea Ruschettiさんというクリエーター。ミラノで直接お会いして、インタビューすることができました!
BORIS君とPUPS.ITの全てが詰まったノートと共に現れた彼を見てびっくり!とっても若い彼の最初の作品なんだそうです。
左がクリエーターのAndrea
(中央はBETTINA&Michey)
企画時のデッサンなどが詰まったノート
なんとMichey's Squareに当時載せていたのGRUFF君の印刷もありました!

そして、こちらがインタビューの内容です。

Michey(以下M):PUPS.ITのみんなはいつ生まれたんですか?
Andrea(以下A): 2005年の4月です。ミラノの展示会で発表されたのが一番最初でした。それから、high-techという雑貨屋さんに扱ってもらえるようになり、フェアーを開催したりしました。
M:そのhigh-techのフェアーで私が姪っ子に合ったのが、私とPUPS.ITの出会いでした。すごくかわいいー!って飛びついて名刺を強引に渡したおかげで(笑)、今日お会いできてとても嬉しいです。

M:どんなコンセプトなのか教えていただいてもいいですか?
A:「人とのコネクションがある枕」というコンセプトが始まりです。枕なんだけど、人とふれあったりくっついたりできて、新しい関係を築けるようなものがいいなぁ、と。かわいがれて、でもぎゅっと抱きしめることでポジティブなエネルギーをもらったり、愛情を感じたり。そのために、枕に形をもたせて、アイデンティティーをもたせたのです。彼らの性格には大人のアイデンティティーの複雑さがかいまみられます。大人は子供と違っていい面があったり、悪い面があったり複雑でしょう?
M:なるほどぉ、大人のキャラクターなんですね。そしたら、自分と似たようなキャラクターを発見できたりするんですね。
A:自分と似たようなキャラクターの子を見つけることもできるし、逆のキャラクターで自分にない物をもっている子を近くに置いて、エネルギーをもらったりすることもできます。たとえば、弱い自分がいる人が強いBORIS君を近くにおいて置くとか。
M:プレゼントにもいいですね!
A:プレゼントに買っていくお客さんも多いですよ。相手に似ているキャラクターを選んだり、その人と相性がよさそうな子を選んだり。

M:なんだかお買い物も楽しいですね。このユニークな彼らの形や性格の元になっているものはなんですか?
A:特に、一つのものから形や性格を作っているわけではありません。いろんなものを参考にしているんでるよ。たとえば日本の「だるま」や「招き猫」の考え方、「かわいー」という流行語などからもヒントをもらっています。(と、ノートに「だるま」や「招き猫」の切抜きがあるのを見せてくれました。)MASCOTという文字を変形してキャラクターを考えてみたり、そんな風に試行錯誤して何回も検討して彼らが生まれたんです。性格も同じで、周りにいるいろんな人を見てヒントを得ながら決めていきました。
だから、その形や性格を見て、何にいているか、誰に似ているかを決めるのは手にした一人一人なんですよ。

M:大学ではデザインを勉強されたんですか?
A:それが、おもしろいことに、私の選考は経営学だったんです。卒業後に数年Alessiで働いていたので、そこでしらずしらずのうちにデザインのセンスが身についたのかもしれません。
M:え?そうなんですか?バックグランドをお聞きしてもいいですか?
A:はい。実はこのプロジェクトがクリエーターとしての第一作品になります。もともとイタリアでは伝統のあるFAROというおもちゃメーカーの3代目として会社に入り、大人向けのグッズを作りたいと提案したのがきっかけです。FAROは子供向け製品しかありませんから。

M:新しいことをはじめようとして、反対はありませんでしたか?
A:いい質問ですねぇ(笑)。最初はやはり反対されました。何度もも話をして、クリエーティブなものを作ることを受け入れてもらいました。幸せなことに、今は売上げが順調なので認めてもらえています。
M:おもちゃメーカーがバックにあったんですね。
A:でも、コンセプトが異なるのでPUPS.ITはLUDIKOというブランド名で扱うことになりました。

M:正直なところ、売上げはどうですか?
A:今はイタリアだけなのですが、徐々に取扱店も増えてきてすごく順調です。ミラノ駅にも大きなポスターが張ってあるから見てみてくださいね。
M:一番売れているのはどのキャラクターですか?
A:うーーん、難しいなぁ。斬新なデザインを好む人はZIZU君が好きだし、トラディッショナルなのが好きな人はBORIS君やDIVINAちゃんが好きだし・・・(とちょっと答えにくそうでした。。。ごめんなさい)でも一番人気はGRUFF君ですね。
M:やっぱり!私もGRUFF君に一目ぼれしたんです。日本でも人気が出るといいなぁ。

M:最後に私の希望を言ってもいいですか?デザインとかコンセプト決めとか全部イタリアなのに、製造しているのが中国なのが残念で・・・・。日本のお客さんは残念がると思います。
A:おもちゃメーカーFAROの工場がイタリアにもあるのですが、プラスチックのおもちゃだけなのでこういった布製品のノウハウがなかったのです。そこでノウハウがある中国にお願いすることにしました。何度も中国に足を運んでいますよ。
M:そうですか。それなら品質とか気にしなくても大丈夫そうですね。あともう一つ、子供向けじゃないということでタグにも説明が・・・。かんじゃだめとかそういうことですか?
A:いえいえ、子供で買っていかれる人もたくさんいますよ。目にボタンがつかわれているので、それを噛みちぎって飲み込んだら危ない、ということなのです。
M:そうなのですか。安心しました。じゃぁ、親子で楽しんだりもできますね!
A:はい。かわいさから、大人にも子供にもうけていますよ!

M:いろいろとありがとうございました!私も、すごく愛着がわいてきました。自信を持って日本で販売できます。(と、記念写真を撮らせていただきました。)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。